ANA上級会員資格「SFC」は一度発行すれば、その後はANAカード年会費を支払い続けるだけで永久にANA上級会員を継続できる特別なステータスメンバーです。正式名称はスーパーフライヤーズカード、通称はSFCと呼ばれます。
最近はテレビでも航空会社の上級会員を特集する番組があったり、芸能人が資格を持ってることを公表して注目を浴びています。でも「自分には縁が無い」と思ってしまう人も多いんですよね。実際は意外と簡単にあなたも上級会員になることできますよ。
ANA上級会員になると、どんな特典があるか知っていますか?飛行機を何度か利用したことある人なら空港にある「秘密の部屋」の存在は気づいてますよね。
上級会員だけが知っている秘密の部屋とは。
空港に着いたら、まずは搭乗手続き、手荷物預け、保安検査と手続きをすると思います。みなさんは、出発ロビーに設置されたチェックイン端末やカウンターで手続きして保安検査場へと進みますよね。多くの人がそんな感じで手続きしているなか、他とは雰囲気が違う部屋へと進んでいく人がいます。
こんな入口です。チェックイン端末の真横にあるので、気にすればすぐに分かりますが、気づいてない人も多いですよね。明らかに色んな看板があって関係者以外は立入禁止と言うオーラをしてます。
他にも搭乗口のある制限エリアに、こんな入口があることに気づいてましたか。
きっと私には関係ないと思ってしまって、よく見てないですよね。確かにこれら秘密の部屋は上級会員のために用意された特別な施設なのです。
秘密の部屋には、上級会員専用の手続きカウンター、保安検査、ラウンジと言ったサービスがあります。上級会員だけが利用するから一般より空いていることが多くて便利なんです。保安検査を抜けたら、裏道からラウンジへひっそりと進んで搭乗までの時間をくつろいでいます。
朝からビールも無料で楽しめる。そんな一線を画す特別な世界。
そんなの自分には無縁と思ってしまうかもしれませんが、実は条件を満たすことであなたも上級会員になれます。今までANAマイルを貯めて特典航空券に乗ることは実践したことありますよね。次はANA上級会員を目指してみましょう!
今回は、SFCを中心に上級会員だけが知っている特別なANAの世界をお伝えします。
- 1 ANA上級会員 ステータスランクについて
- 2 ANA上級会員 魅力の特典10選
- 3 SFC魅力特典① 専用問合せ窓口
- 4 SFC魅力特典② 前方座席指定
- 5 SFC魅力特典③ 専用チェックインカウンター
- 6 SFC魅力特典④ 優先保安検査
- 7 SFC魅力特典⑤ ANA上級会員ラウンジ「ANAラウンジ」
- 8 SFC魅力特典⑥ 優先搭乗
- 9 SFC魅力特典⑦ 預け荷物の優先受取
- 10 SFC魅力特典⑧ マイル積算率アップ
- 11 SFC魅力特典⑨ スターアライアンスゴールドステータス
- 12 SFC魅力特典⑩ SFC入会資格
- 13 ANA上級会員「SFC」に入会する方法
- 14 ANA上級会員 SFC入会条件
- 15 ANA上級会員 SFC資格を維持する方法
- 16 ANA上級会員 SFC会員年会費
- 17 ANA上級会員 SFC入会手続き
- 18 一般人でもSFCを取得する方法
- 19 まとめ
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ANA上級会員 ステータスランクについて
ANA上級会員には3つのステータスランクがあります。これは毎年1月1日から12月31日までの1年間で飛行機に搭乗した実績に応じて貯まるプレミアムポイント(通称:PP)に応じてランクが与えられます。つまり、ANA上級会員になるには飛行機にたくさん乗ることが必須条件です。
ANAプレミアムメンバーランク
- ダイヤモンド:100,000PP
- プラチナ:50,000PP
- ブロンズ:30,000PP
最高のダイヤモンドから順に、プラチナ、ブロンズです。これら3つの上級会員は有効期限があり、獲得から翌々年3月末までのステータスです。1年間でたくさん飛行機に乗っても期限が切れれば一般会員に戻ってしまいます。再度条件をクリアするまで飛行機に乗り続けなれば、ダイヤモンド、プラチナ、ブロンズの資格は維持できません。期限付きでは、ほんの一瞬しか夢のような上級会員を味わうことができないと思ってしまいますが、回避する方法があります。
上級会員の期間中だけ入会できる特別なANAカードのスーパーフライヤーズカード(SFC)を発行すると、翌年以降もクレカ年会費を払うだけで、上級会員のSFCとしてプラチナ会員同等の待遇を受けることができます。
本来の上級会員は毎年、飛行機にたくさん乗る人だけが獲得できる特別な世界です。鬼のように出張で全国各地を飛び回るサラリーマン戦士くらいしか上級会員になることはできません。しかし、SFCの存在によって1回だけでも上級会員のプラチナより上位のランクを獲得することでSFCとして年会費のみで上級会員を継続できる裏ワザがあるのです。
上級会員資格「プラチナ」は、毎年1月1日から12月31日までの1年間で5万PPを貯めると獲得できます。上級会員として優遇されるサービスをひと通り味わえるのもプラチナより上位ランクのみと言われいます。
ブロンズメンバーは、上級会員の登竜門と言われいます。正直な話、このランクでは特典が少なく、専用問い合わせ窓口や座席指定の優先などの限られたサービスがあります。よく話題になるラウンジや優先搭乗などは利用不可や有料利用となるのでブロンズを目指してもメリットは少ないです。
プラチナメンバーは、上級会員として憧れる優遇のすべてを楽しむことができます。プラチナ期間中にSFCへ申込みすることで、期限切れ以降も同等の優遇特典を継続することができます。
ダイヤモンドメンバーは、最高峰の上級会員です。プラチナの特典に加えて、最上級のスイートラウンジや最優先の預け荷物返却など特別なサービスを満喫することできます。しかし、ダイヤモンドも本当に飛行機に乗る人のみが獲得できます。先程もお伝えしたように有効期限は翌々年3月末までです。それ以降も継続するには飛行機に乗る必要があるため、多くの人におすすめはできません。
ANA上級会員になってみたいと憧れが少しでもあるならプラチナを目標にしてみましょう。上級会員のみが入会できるANAカードのSFCを発行すれば、その後はカード年会費のみでプラチナ相当の上級会員の優遇を生涯に渡って継続できます。
SFCとプラチナの上級会員になる魅力の特典10選を詳しくお伝えします。
ANA上級会員 魅力の特典10選
上級会員になると数多くの特典があります。その中でも特に魅力のある特典を10個に厳選してご紹介します。
ステータスランクに応じて特典内容も変化しますが、生涯に渡って上級会員目指す人が多いと思いますので、SFCと同じ特典を授かれるプラチナサービスメンバーの特典を中心にお伝えします。
上級会員限定の魅力特典10選
- 専用問合せ窓口
- 前方座席指定
- 専用チェックイン
- 優先保安検査
- ANA上級会員ラウンジ「ANAラウンジ」
- 優先搭乗
- 預け荷物優先受け取り
- マイル積算率アップ
- スターアライアンス ゴールドステータス
- SFC入会資格
それぞれの特典について詳しくお伝えします。
SFC魅力特典① 専用問合せ窓口
ANA上級会員専用の電話問い合わせ窓口が設置されています。
航空券やマイレージのことなど多岐に渡ってANA全般の問い合わせを受け付けてもらえる窓口です。
一般会員でも電話で問い合わせできる窓口はありますが、実際に電話を掛けると長時間待たされることもよくあります。上級会員専用デスクなら電話番号から違う、専用窓口なので待ち時間も短くて優先的に電話がつながる仕組みになっています。
わざわざ電話で問い合わせないよとか、ネットで調べれば分かるよって人も多いですよね。そうなんです。通常時に電話はほとんど使いません。
電話窓口が役に立つのは、もしもの緊急時です。例えば、台風など自然災害や機材故障での遅延・欠航したときに電話窓口が役に立ちます。搭乗する飛行機が欠航したら、振替の手続きが必要になります。優先的に電話窓口につながれば、他の人より早く振替便の手続きができます。いち早く振替便で出発できれば時間の損失を最小限に抑えられることがメリットです。さらに、早い段階で次の予定が決まれば安心できますし、急いで空港に行くなんてことも回避できるから、休息、仕事、遊びなどに時間を有効活用できます。
上級会員の専用問合せデスクは、もしもの時に役立つ安心特典です。
SFC魅力特典② 前方座席指定
上級会員になると飛行機の前方座席を予約できるようになります。
実は、飛行機の座席指定はすべての座席を誰でも指定できる訳ではありません。一部座席は上級会員向けに一般の人が指定できないように事前にブロックされている座席が存在します。通常は誰も気づきませんが、例えば会社の出張で上級会員の人と一般会員の人が同じ便を予約して座席表を見比べると、指定可能な座席に差があることに気づきます。一般会員は既に指定済みのように画面上は表示されますが、上級会員は空席になっていて座席指定が可能なんです。それは、飛行機の前方座席が上級会員向けに用意されている特別な席です。
実際に私がANAカード会員のときに予約して、プラチナメンバーに切り替わったときのシートマップで比較してみましょう。左側はANAカード会員の空席状況ですが、右側プラチナメンバーです。同じ画面を表示するとプラチナの方が、前方座席に空席がたくさんあります。
前方座席は目的地に到着してから、いち早く飛行機から降りることができるから優先席となっている最大の理由です。ほかにも前方の方が乗り心地が良いとか、機内サービスを前方から実施するなどの理由があります。
目的の空港に到着したら、すぐに飛行機から降りられるメリットは上級会員としての特権です。出張で時間が限られるときや目的地の滞在時間を有効活用したいなど、時間を意識するときには前方の座席がおすすめです。
SFC魅力特典③ 専用チェックインカウンター
預け手荷物や搭乗券の発券などで利用するチェックインカウンターには、上級会員専用のカウントターが用意されています。
連休や休暇シーズンになると荷物を預けるだけで30分以上かかる大変な思いをしたことがあると思います。しかし、上級会員になると専用カウンターを利用できるから短時間で荷物を預けたり、搭乗手続きを行うことができます。
実際の体験談を紹介します。夏休みに沖縄から飛行機に乗ろうとしていました。一般カウンターは長蛇の列になっていました。列を整理するテープが無い場所までとても長く列を作っていました。ここに並んだら、どのくらい時間がかかるかなんて想像したくないくらい混雑しています。
一方、上級会員専用カウンターは、ほとんど人がいません。カウンター直前で数人待ちの状況なので、すぐに自分の順番になるのでとても快適です。
上級会員のメリットは、みんなが旅行にでかける時期こそ本領が発揮されます。他の人より優先して手続きができるから飛行機までの時間を快適に過ごせます。
ANA国内線の上級会員専用カウンターは2種類あります。
- ANA SUITE CHECK-IN(ANAスイートチェックイン)
ダイヤモンドメンバー専用カウンター
設置空港:羽田
- ANA PREMIUM CHECK-IN(ANAプレミアムチェックイン)
ダイヤモンド・プラチナ・SFC専用カウンター
設置空港:羽田、成田、新千歳、伊丹、関空、神戸、中部、福岡、那覇、仙台、小松、岡山、広島、松山、熊本、宮崎、鹿児島
SFCを含め上級会員が利用できるANAプレミアムチェックインは全国17空港で使えます。羽田空港など一部空港は専用部屋が用意されて、落ち着いた空間の中で手続きできます。さらにそのまま専用保安検査を抜けて、ANAラウンジにつながる専用導線になっています。混雑した空港とは一線を画した落ち着いた空間で手続きできることがメリットです。
また、国内線では羽田空港のみ、最高峰のダイヤモンドメンバー専用のANAスイートチェックインがあります。羽田は混雑空港なので最高峰の会員にはさらに特別待遇で対応してもらえます。
国際線の場合は、ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスの3種類のカウンターがあります。
プラチナ・SFC会員の場合は「ビジネスクラス」のカウンターを利用できます。例えエコノミー搭乗でも手続きはビジネスクラスカウンターでできるから快適な旅を過ごせます。
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SFC魅力特典④ 優先保安検査
搭乗手続きをしたら、保安検査を受けて制限エリアへ向かいます。同じ時間に出発する飛行機が重なると、保安検査場も混雑して長蛇の列になることもありますよね。
上級会員になれば、上級会員専用の保安検査場や上級会員専用レーンがあります。
専用保安検査場の場合、羽田空港などは専用チェックインカウンターと一体になっており搭乗手続きした後、部屋の奥に進むと専用保安検査場が設置されています。
専用レーンの場合、場所は通常の保安検査場と同じですが、上級会員のみが利用できるレーンが準備されている空港もあります。
上級会員のみが利用できるので通常に比べて大幅に短時間で保安検査を通過できるメリットがあります。長時間列に並ぶ無駄な時間が少なくなって、時間を効率的に使えて良いですね。
SFC魅力特典⑤ ANA上級会員ラウンジ「ANAラウンジ」
ANA上級会員になると専用待合室のラウンジが提供されます。飛行機の搭乗前の時間を優雅に過ごすことができます。お酒を含むフリードリンク、新聞、雑誌などが無料で利用できます。
上級会員ランクに応じて2種類のラウンジサービスが提供されます。
- ANAスイートラウンジ:ダイヤモンド専用
- ANAラウンジ:SFC、プラチナ
羽田空港には、ANAスイートラウンジ1か所、ANAラウンジ2か所あります。
ANAラウンジは、保安検査を通過した、搭乗口のある制限エリアにあります。飛行機に乗るときは、少し早めに空港に向かいますよね。搭乗まで意外に時間が持て余すことも多いので、搭乗の直前までラウンジで過ごせることが特典の中でも一番の魅力あるサービスです。
ラウンジには専用のエントランスがあり、受付カウンターで搭乗券を読み取り機にかざして利用できる資格があることを確認して、初めて入室できます。
利用条件は上級会員本人と同伴者1名の合計2名まで無料です。
こちらは羽田空港のANAラウンジのマップです。
とても広くて利用用途に合わせた色々な種類の席が用意されています。
ビジネス作業にも適したテーブル席、
リラックスできるソファエリアと様々あります。
フリードリンクは、ソフトドリンクはもちろん、
ビールやウイスキーなどのお酒も無料です。
生ビールなどのドリンク類が無料で提供されます。国内線のANAラウンジはドリンクのみですが、お弁当などの食事は持ち込むことができます。
国際線を利用するときも国際線のANAラウンジが利用できます。
国際線の場合は、食事も充実していて、バイキング形式の軽食やラーメン、カレーなども無料で提供されています。さらに、シャワールームもあります。
SFC会員になることで、魅力のラウンジサービスも生涯に渡って利用できます。会員本人+同伴者1名の合計2名が無料なので恋人や夫婦で使えることも良いところです。
SFC魅力特典⑥ 優先搭乗
飛行機に搭乗するときに「メンバーの皆様はご搭乗いただけます」などと放送を聞いたことがあると思います。そのメンバーこそ、ANA上級会員のことです。
優先搭乗とは、SFC・プラチナ・ダイヤモンドと言った上級ステータス会員は、いち早く飛行機に搭乗できるサービスです。
搭乗する順番は決まっており、一番はじめにお手伝いが必要な方からはじまり、その次に上級会員メンバーの優先搭乗になります。つまり、機内にほとんど人がいない状態で搭乗することができます。
優先搭乗のメリットは、荷物棚に必ず手荷物を収納できることにあります。混雑する前の機内へスムーズに移動でき、出発までの時間を座席でゆっくり待つことができます。
機内が混雑すると荷物棚が埋まり、座席下に荷物を置く経験したことがあると思いますが、優先搭乗ならいち早く乗れるため確実に荷物を荷物棚に収納できます。
一般客の搭乗がはじまると機内の通路で渋滞して、行列になることも頻繁にあります。もう目の前が自分の座席なのに、列が進まなくてイライラするなんてこともありますよね。優先搭乗なら人が少ないうちに機内に進めるので確実にスムーズに席まで移動できます。
飛行機の搭乗時間は短く、機内に入ってから自分の席に着いても荷物を収納したりとバタバタしているうちに、やっと座ったと思ったらすぐに飛行機が動き出すなんてことも多いです。優先搭乗を使えば出発まで充分に時間があります。さらに人が少ないから落ち着いて身の回りの準備ができます。
優先搭乗は先に飛行機内に入って、優雅に出発準備ができるゆとりあるサービスです。
SFC魅力特典⑦ 預け荷物の優先受取
目的の空港に着いて、いざ預けた荷物を受け取ろうとターンテーブルの前で待っていて、他の人たちの荷物はすぐに出てくるのに自分の荷物だけ出てこないことをよく経験します。
上級会員になると必ず優先的に先に預けた荷物が返却される優先サービスを受けれます。
実は、預け荷物の返却する順番は決まっています。一番はじめに返却されるのは、上級会員の荷物です。
荷物を預けるときにタグを取り付けますよね。最近は自分でタグを発行してスーツケースに貼り付けることもあります。タグを見てみると行き先、便名、自分の名前などが書かれています。上級会員の荷物には、その情報に追加で「First」「Priority」といった記載があります。国内線の場合、小さな文字で書かれているから気づきにくいかもしれません。
荷物タグに「First」「Priority」が書かれた荷物は出発空港で飛行機に荷物を搭載する時点で先に返却できるように配慮されます。貨物ドアの近くや専用貨物としてまとめるなど、裏側では荷物の位置を色々と工夫してくれるから、到着空港で1番最初に荷物が返却してもらえます。
Firstタグは1番はじめに返却する荷物です。ダイヤモンドメンバーやファーストクラスの乗客に与えられます。
Priorityタグは2番目に返却される荷物です。SFCやプラチナメンバーやプレミアムクラスの乗客に与えられます。
上級会員になれば確実に早く預け荷物を受け取ることができる仕組みです。
国内線で1番大きな飛行機は、500人乗ることができます。こんなにたくさんの人が乗っていると預け荷物が返却されるのも時間がかかります。一般客の荷物返却される順番はランダムです。運が悪いと最後になってしまうこともあります。旅先の予定を考慮して座席を飛行機前方にして、到着したらいち早く飛行機を降りたのに、預け荷物が返却さたのが1番最後になったら努力の甲斐がありません。
上級会員の割合は平均2割と言われています。500人乗りなら100人程度が上級会員になります。必ず上級会員の荷物から先に返却されることが保証されているので、大型の飛行機でもかなり早く荷物が受け取れます。目的地の旅を満喫したいあなたにとって嬉しいことですね。
預け荷物の優先受け取りは、国際線、国内線の両方で使えます。SFCになれば、いつでも預け荷物を早く受け取れます。
SFC魅力特典⑧ マイル積算率アップ
飛行機の搭乗で獲得できるフライトマイルの積算率が増えます。
飛行機に乗ってマイルが貯まることは知っていると思います。それでは、実際にどのくらいのマイルが貯まるのかを計算したことありますか。
積算マイル数は、区間、運賃、種別などの非常に多くの要因で変動します。そのなかには、ステータスランクも関係します。
つまり、一般会員に比べて上級会員の方が多くマイルを獲得できます。
例えば、東京から沖縄まで搭乗した場合を計算しましょう。
AMC一般:738マイル
ANAカード:811マイル
SFC:996マイル
ブロンズ:1,143マイル
プラチナ:1,512マイル
ダイヤモンド:1,697マイル
ANAマイレージクラブ会員(AMC)では738マイルですが、上級会員のランクが高くなるほどたくさんのマイルを獲得できます。ランク次第で2倍以上の大量マイルを獲得できるから見逃せない重要な特典です。
ステータス毎のボーナスマイル増加割合がこちらです。
ダイヤモンド:130%増
プラチナ:105%増
ブロンズ:55%増
SFC:35%増
通常よりかなり大量のマイルを貯められることがお分かりいただけたと思います。出張などで頻繁に飛行機に乗る人ほど上級会員になって大量のマイルを貯めることができます。上級会員を維持することは、フライトマイルを貯める人にとって重要な役割になります。
SFC魅力特典⑨ スターアライアンスゴールドステータス
ANAの機内アナウンスで「スターアライアンスメンバーANAをご利用いただきましてありがとうございます。」と聞いたことがあると思います。このスターアライアンスとは何か知っていますか?知らない人の方が多いと思います。
スターアライアンスとは、世界26航空会社が加盟する航空連合の組織の名前です。航空券の発券、乗り継ぎ連絡、共同運行、マイル相互利用など、各地の航空会社が協力関係を築いています。
世界にはスターアライアンスの他に、JALが加盟する「ワンワールド」や「スカイチーム」などの航空連合があり各航空会社が協力関係を築いています。
- ANA
- ユナイテッド航空
- ルフトハンザ航空
- エア・カナダ
- スカンジナビア航空
- タイ国際航空
- ニュージランド航空
- シンガポール航空
- オーストリア航空
- アシアナ航空
- LOTポーランド航空
- クロネチア航空
- TAPポルトガル航空
- 南アフリカ航空
- スイスインターナショナルエアラインズ
- 中国国際航空
- ターキッシュエアラインズ
- エジプト航空
- ブリュッセル航空
- エーゲ航空
- エチオピア航空
- アビアンカ航空
- コパ航空
- 深セン航空
- エバー航空
- エア・インディア
スターアライアンスは、ANAを含む26社のアライアンスです。
スターアライアンスステータスは、スターアライアンスに加盟するすべての航空会社で利用できる上級会員資格のことです。ANAの上級会員になると自動的にスターアライアンスのステータスも獲得できます。
スターアライアンスのステータスランクは2種類あります。
- ゴールド(ANAダイヤモンド・ANAプラチナ・SFC)
- シルバー(ANAブロンズ)
各ランクに応じてスターアライアンス加盟航空会社でもラウンジや優先搭乗など上級会員としての特典が利用できます。
ANAの上級会員になるとスターアライアンスの26社でも上級会員になれる仕組み「スターアライアンスステータス」があります。
SFC魅力特典⑩ SFC入会資格
ANAの上級会員プラチナより上位ステータスを獲得するとSFCを発行する権利を獲得できます。SFC(スーパーフライヤーズカード)は1回入会すれば、その後は年会費を支払うのみ、プラチナ同等の上級会員ステータスを継続できる特別なANAカードです。
プラチナ、ダイヤモンドなどの上級会員資格は条件達成から翌々年3月末までの有効期限があります。期間は条件達成日によって前後するものの最短1年3ヶ月と言う短い期間しか上級会員になれません。もちろん改めて飛行機に乗り続けて、上級会員資格の条件を達成すれば継続する道はありますが、条件を1回でも未達成になると一般会員に降格します。つまり普通は、毎年たくさん飛行機に乗る人のみが継続できる特別な世界が上級会員です。
しかし、SFCは1回でもANAプラチナステータスを獲得すれば、SFC入会資格を手に入れることができます。専用の申込書を送るだけでSFC入会手続きは完了します。そんな簡単な手続きだけで、翌年以降は年会費を支払うだけでプラチナ同等の上級会員資格「SFC」を維持できます。
つまり、SFC会員は入会後、飛行機に乗らなくてもOK!年会費のみで継続できる上級会員資格なのです。
ANA上級会員「SFC」に入会する方法
ANA上級会員になった人のみが入会できるSFC(スーパーフライヤーズカード)。
SFCも上級会員のひとつですが、入会する前にANA上級会員のプラチナより上位のステータスを獲得する必要があります。
- ダイヤモンド
- プラチナ
ダイヤモンドまたはプラチナのどちらかを獲得した人のみが入会できる特別な上級会員資格がSFCなのです。
通常のダイヤモンド、プラチナの上級会員ステータスは条件達成から翌々年3月末までの有効期限がある上級会員資格です。
この上級会員資格の期間中に、SFCに入会申込みができます。
SFCに入会すれば、その後は年会費の支払いのみで上級会員資格SFCを継続できます。つまり、一度入会すれば永久に継続できる特別な上級会員資格がSFCです。
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ANA上級会員 SFC入会条件
SFCに入会するためには2つの条件をクリアする必要があります。
- ANA上級会員「プラチナ」または「ダイヤモンド」のステータスを保有する
- ANAカード「ワイド」「ゴールド」「プレミアム」のいずれかを発行または所有する
この条件をクリアした人のみがSFCに入会することができます。
1つ目は、現在ANAのプラチナメンバーまたはダイヤモンドメンバーのステータスを保有していることが条件です。
どちらが簡単かと言えばプラチナです。毎年1月から12月までの期間に50,000PP貯めることができるとプラチナメンバーのステータスを獲得できます。プラチナメンバーになるとANAラウンジや優先搭乗などの数多くの特典が利用できるようになり、一般的な上級会員として認められます。SFCに入会するメリットは、この上級会員の特典をSFCなら年会費のみで継続できることです。
ただし、SFCに入会するタイミングは気をつける必要があります。先程、「現在」と言ったのは、SFCを申込みする時点でプラチナメンバーの資格を所有している必要があります。プラチナメンバーは有効期限付きの上級会員なので、有効期限内にSFCを申込みが必須条件です。つまり、過去にプラチナメンバーでも現在は一般会員の人は申込み不可能です。プラチナメンバーになったら、忘れずにSFCを申込みましょう。
2つ目は、ANAカードです。みなさんはANAカードを使ってますか?使っているなら、そのカードは「ANAワイドカード」より上位カードでしょうか。ANAカードとひと言で表してもたくさんの種類があります。
SFCの正式名称スーパーフライヤーズカードと言う名前の通り、上級会員の資格でありながらも名称はあくまでクレジットカードの1種類です。
今、「ANAワイドカード」「ANAゴールドカード」「ANAカードプレミアム」を使っているなら安心です。SFCはカード切り替えで発行できます。クレカ審査なしなので簡単です。
ANAカード一般やANAカードを持っていない場合は気をつけましょう。SFCを発行するにはクレジットカードの審査が必要になります。会社員の方なら心配ありません。しかし、過去にクレカ審査に落ちたことがある場合は要注意です。プラチナメンバーの有効期限内になんとかクレカ審査を突破することが必須です。万が一クレカ審査に落ちた場合はSFCに入会できません。プラチナ期間内なら何回でも再挑戦はできます。なんとしてでもANAワイドカードと同ランクのクレカ審査を突破しましょう。そんな、無駄な心配を回避するためにも、事前にANAワイドカードを発行することがおすすめです。
SFCはクレジットカードの1種類なので、ANAワイドカードと同等のクレカ審査があります。SFC目指すなら事前に「ワイド」「ゴールド」「プレミアム」を所有していれば審査なしでSFCが発行できます。
SFCに入会するには「プラチナメンバー」ステータス取得と「ANAワイドカード」より上位カード発行の2つが必須になります。
事前にANAワイドカードを発行しておくと、SFC入会手続きがスムーズに進むからおすすめです。
ANA上級会員 SFC資格を維持する方法
SFC会員資格はANAカードの付帯サービスです。ANAカードを継続することがSFC維持する条件になります。SFC入会するためには、ANA上級会員のプラチナメンバーになる必要がありますが、継続するために飛行機に搭乗し続ける必要はありません。2年目以降はSFCカードの年会費の支払いのみでSFC資格が維持できて、ANAラウンジや優先搭乗などのプラチナメンバーステータス同等の上級会員としての待遇が保証されます。
SFC会員に入会するまでが大きな山になります。その後、継続は年会費のみでとっても簡単なことが特徴です。
日々飛行機に乗らないなんて人でもSFCは憧れる上級会員のステータス
ANA上級会員 SFC会員年会費
SFC会員資格を維持するためにどのくらい費用がかかると思いますか?なんとなく上級会員だから高い!と思いますよね。
年会費はカードのランクによって違いますが、実はSFC会員としての年会費は0円〜3,300円です。
ただし、これはANAカードの年会費に追加して必要な年会費です。
- ANAワイドカード:7,975円
SFCカード一般:11,275円
差額:3,300円 - ANAゴールドカード:1,5400円
SFCゴールドカード:16,500円
差額:1,100円 - ANAカードプレミアム(JCB):77,000円
SFCカードプレミアム(JCB):77,000円
差額:0円無料
SFC会員としての年会費はとてもお安いんですが、SFC会員はANAワイドカードより上位のANAカードが必須条件です。そのため、SFCカード年会費は最低11,275円が必要です。
今もANAワイドカードやANAゴールドカードを使っている人なら、多少追加でお金がかかっても、いつでもお酒も楽しめるANAラウンジが使えたり、優先チェックインや優先搭乗などで待ち時間を大幅に短縮できる優雅な特典があるので、年1回以上ANAの飛行機に乗るなら充分にお得です。
実際にANAマイルを貯めている人はSFCを目指している人もたくさんいます。一度でもプラチナステータスを達成したら迷わずにSFCに申込みましょう。
ANA上級会員 SFC入会手続き
SFC会員に入会する手続きは簡単ですが、自ら申込する必要があるので紹介します。
まずはANA上級会員ステータスのプラチナを獲得しましょう。毎年1月から12月までの1年間に50,000PP獲得すると自動的にプラチナステータスが付与されます。
PPとは、プレミアムポイントの略称です。PPは飛行機に乗る毎に貯まるポイントです。貯まるポイント数は区間、運賃、会員種別などの複数の要素で決まります。例えば東京ー沖縄はスーパーバリュー運賃でANAカード会員が普通席に乗ると1回1,475PP貯まります。計算方法は公式サイトのこちらのページで調べられます。50,000ポイントを1月から12月までに貯めるとプラチナを達成できます。
プラチナステータス条件を達成後、2週間程度で会員ステータスの証となるステータスカードと上級会員の特典内容を説明する冊子が郵送にて届きます。
郵便で届くプラチナステータス冊子が届いたら、WEBまたは電話でSFC入会申し込み用紙を取り寄せます。気をつけることは必ず自ら申込み手続きが必要になることです。忘れないように気をつけましょう。
SFCの入会にあたって審査は無いです。入会の意思を申込書で送るだけ。
ANAカードと同じ種類のカードをSFCにする場合はコース変更となり、クレジットカードの発行審査なしで最短日数でSFCを受け取ることができます。
ただし、ANAカードの種別を変更する場合はクレジットカードの発行審査があります。
例えば、ANAワイドカードからSFC一般は審査なし。ANAゴールドカードからSFCゴールドカードは審査なし。ANAカード一般からSFC一般は審査あり(ワイドカード相当)。
現在、ANAワイドカードより上位ランクのカードなら心配不要ですが、今はANAカード一般とかANAカードを持っていない人は、最低でもANAワイドカード相当のクレジットカード入会審査を受けることになります。SFCを目指すなら、事前にANAワイドカードに切り替えがおすすめです。
SFC入会するとANAカードのデザインが、SFCカードのデザインに変更されます。
今回は、ANAゴールドカードVISAからSFCゴールドカードVISAに切り替えのためカード番号は同じでした。カード種類が同じならカード番号も引き継げるから便利です。
さらに、SFCバゲージタグも郵送で届きます。
裏面に名前入りの自分専用タグになっています。その他にも、年末にカレンダーやダイアリーをもらえます。
一般人でもSFCを取得する方法
確かに上級会員のプラチナメンバーになって、ANAカードの年会費を追加で3千円くらい払えば、SFCになれることが分かったよ。そりゃなれれば、たくさんの特典が魅力的だよ。でも、普通の会社員で出張も滅多に無いから、5万PPなんて貯めることが無理なんだって。そう思いましたよね。私も日常生活で頻繁に飛行機に乗るようなことはありませんでした。
よくテレビで上級会員の特集があると「ステータス修行」「マイル修行」「SFC修行」なんてことも言ってましたよね。
そうです。修行をしましょう。滝行や山籠りをする理由ではありません。上級会員を目指すために飛行機に乗る人達のことです。5万PPを効率よく獲得するためのルートや実際の体験記をこちらでまとめていますので合わせて読んでみてください。
SFCを目指す人は「快適に旅行を楽しみたい」と思っている人が多いんですよね。だって夏休みや連休に空港を使うと大混雑してるから、それだけで疲れてしまいます。旅行を楽しみたいのに、空港で疲れ切ったら本末転倒です。
しかし、SFC取得に大金を払っても本末転倒と思いましたよね。
いくら修行と言って飛行機に乗りまくっても、その航空券代はどこから払うねん!って話になります。
あなたもANAマイル貯めてますよね。修行をする人はマイルを使っています。確かにホテル代や電車代などのお金もかかりますが、航空券と比べたら大したことではないと思います。
いやいや、マイルって言っても「飛行機は乗らない」し、「クレカ支払い」でも年間1万マイルが良いとこだよ。それじゃ国内線1往復したら無くなること知ってるでしょ。そうなんですよね。この2つのマイル貯め方では、年間1~3万マイルが上限です。
飛行機に乗らずに大量のマイルを貯めまくる「陸マイラー」のこと知っていますか。陸マイラーが実践する方法なら1年目の初心者でも年間20万マイル以上を貯めることができます。これは再現性のある方法です。大量にマイル貯めている人の方法をマネするだけです。同じ方法をあなたが使えば同じように大量のマイルを貯めることができます。
あなたにとっての「裏ワザ」ですが、陸マイラーにとっての「王道」手段を別記事で解説しています。合わせて読んでみてください。
よくマイルを貯めて毎年ハワイ旅行に行く家族っていますよね。その人たちも実践してますよ。あなたもマイルを貯めて、ANA上級会員SFC、毎年家族で海外旅行を目指そう!
まとめ
ANA上級会員資格「SFC」は1回入会すれば、ANAカード年会費のみで継続できる特別なステータスメンバーです。入会条件は1月から12月までに飛行機に乗って50,000PPを貯めること。
SFC会員になると、優先搭乗、ANAラウンジなど特別待遇を受けることができます。今まで混雑や長い待ち時間で苦労していた飛行機に乗るまでの無駄な時間が、SFCによって快適に休息できる時間へと変わります。まずは、マイルを貯めることから始めてみましょう。
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