ザ・リッツ・カールトン福岡の「プレミアム博多湾ベイビュー」ルーム宿泊記をお伝えします。
今回お届けするのは、開業1週間とオープン当初の模様です。
梅雨らしい、まとわりつくような湿度とどんよりした空模様、出かけることが億劫に感じながらも、これを乗り切れば本格的な夏の始まりを期待させてくれます。
九州で初となるリッツカールトン福岡が2023年6月に開業しました。
案の定、今回の滞在は自由気ままな空模様に振り回されながらも、刻一刻と変わる博多湾の景色が魅了する世界が広がりました。
雨でどんよりした表情かと思えば、すぐに太陽の明かりと共に輝く景色を楽しませてくれます。
一度の滞在でこんなにも印象が変わるのかと驚かされる滞在となりました。
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リッツカールトン福岡 ホテル基本情報
ホテル名:ザ・リッツ・カールトン福岡
ブランド:Marriott THE RITZ-CARLTON
メンバーシップ:Marriott Bonvoy
住所:福岡県福岡市中央区大名2-6-50 福岡大名ガーデンシティ
電話番号:092-401-8888
チェックイン:15:00
チェックアウト:12:00
開業日:2023年6月
日本で6番目となるザ・リッツ・カールトン福岡は、歓楽街の天神に位置する福岡大名ガーデンシティの上層階に誕生しました。
博多や天神の福岡中心地は、隣接する福岡空港の影響で高層ビルの建設が難しいエリアになっていました。福岡市との官民一体の再開発プロジェクト「天神ビックバン」のおかげで、航空法高さ制限の特例承認を受けて、115mの高層ビルを建設することができました。
今後も天神エリアでビルの建て替えが予定されていますが、リッツカールトン福岡の115mは最も高いビルになり、博多・天神を一望できる限られた特別なホテルになります。
都心部なら高層ビルが当たり前と思ってしまいますが、福岡中心地は空港の高さ規制があるからこそ、高層階からの絶景を味わえるのはリッツカールトン福岡の特権です。
リッツカールトン福岡の客室は全167室14種類あります。
5種類のスイートルーム、4種類のクラブレベル、5種類のスタンダードルーム。
スイートルームとクラブレベルを利用すると、24階にある「ザ・リッツ・カールトン クラブ」のラウンジが利用できます。アフタヌーンティーや軽食や朝食など1日5回のフードプレゼンテーションを含め、6:30~22:00の間は自由に食事やアルコール含む飲み物が提供されます。
スタンダードルームのプレミアムとデラックスの違いは、眺望にあります。間取りは同じなのですが、お部屋からの景色によってグレードが変化します。
最もお手軽ならデラックスルームのスカイラインビューは、天神・薬院・博多の市街地方向の眺望を楽しめます。福岡中心地は空港の高さ制限があるので、開放感ある市街地の眺望が約束されています。
プレミアムルームの大濠公園ビューは、大濠公園を中心に福岡ドームや福岡タワーなどの名所を楽しめる眺望となっています。
プレミアムルームの博多湾ビューは、博多湾を中心とする一番良い眺めの客室になります。左手に福岡ドームや福岡タワーがあり、右手に福岡空港を行交う飛行機や博多港を行き来するクイーンビートルなど船舶があり、夜になれば都市高速や工業地区のネオンと移り変わる眺望と共に雄大なオーシャンビューが魅力のお部屋になっています。
今回はスタンダードルームのなかで、一番魅力あるプレミアムルーム博多湾ベイビューをお伝えします。
開業直後の2023年6月に滞在しました。梅雨の季節らしい空模様と共に、リッツカールトン福岡の行き方・楽しみ方・魅力を余すところなくお届けいたします。
リッツカールトン福岡 空港からの行き方は地下鉄が便利
午前中は東京で仕事をして、そのまま羽田から福岡へと向かいます。
平日昼過ぎの飛行機は、窓側と通路側が概ね埋まるくらいの丁度よい混雑で出発します。
羽田の天候は、快晴。気温30℃超える初夏の面影です。
順風満帆な飛行と思いきや、関西を過ぎたあたりから雲の中へ吸い込まれて、気づけば機体も揺れ始めるとシートベルト着用サインが点灯と消灯を繰り返しながら、福岡へ向かうことになりました。
福岡空港の天候は、曇り。気ままに雨が降り地面は濡れていました。
リッツカールトン福岡は、福岡空港から地下鉄の空港線に乗って天神駅または赤坂駅から徒歩3分が1番早い行き方です。
地下鉄空港線:福岡空港駅→天神駅12分、赤坂駅13分
ちょうど天神駅と赤坂駅の中間地点にリッツカールトン福岡があるので、少し外を歩くことになります。
今回の空模様と梅雨特有の湿度に諦めてタクシーで向かうことにします。
タクシー:約30分、約2,600円。
たまたま乗車したタクシーは、クレカや電子マネーが使えました。しかし、空港で周りのタクシーを見ると現金のみのタクシーも多かったことが印象に残ります。
いつもタクシーで行き先をどう伝えようか悩みながら、とりあえず「リッツカールトンまでお願いします。」と言ったらあっさり理解いただけました。
もし、行き先を言って通じないときは「西鉄グランドホテルの隣、高層ビル」と言えば話が進むかなと頭の中で考えを巡らせていましたが安心ですね。
開業直後にテレビのニュースで取り上げられたおかげなのか、注目度が高いおかげなのか、やはり知名度は高いようです。
場所は知っていても、さすがに運転手さんも初めて行くらしく、ホテルの近くまで快調に進みますが、ホテル直前で運転が慎重になり、車寄せはここかなと迷いながら入っていくところは、新しいホテルならではの体験です。
リッツカールトン福岡 1階エントランスからホテルへ
数多くのベルマンに出迎えられながら、いざリッツカール福岡に踏み入れます。
館内に入るとまっすぐ伸びる通路を進み、1階エントランスに着きます。
車寄せにはベルマンが多くいますが、中に入ってからレセプションまでの道のりの説明は無し。
1階エントランスにはスタッフがおらず、迷っている人が多数発生してると思います。。。
左奥のエレベーターへ進みましょう。
リッツカールトンらしく館内の案内表示は少なくて、かろうじてレセプションの表示を頼りに進みます。
このあたりは、開業直後と言うことでよくある話です。他のリッツカールトンと比較してしまうと...今後の成長を楽しみにしておきましょう。
リッツカールトン福岡 レセプション18階でチェックイン
18階レセプションに着くと正面にフロントデスクがあります。
ちょうどチェックインが混み合う16時過ぎに到着したこともあり、なんとなく列に並んでいると、スタッフから要件の確認がありました。
もし、クラブフロアならクラブラウンジでのチェックインを案内いただけます。
通常の客室でもレセプション付近のソファへ案内があり、座りながら順番を待つことができます。
混み合っている時間帯はチェックイン待ちだけで、そこそこ時間を取られてしまいます。今後、改善されると思いますが、今の段階では余裕を持って予定を組むことが大切になります。
また、チェックインの説明が軽薄な点もあったりと開業直後らしい混乱は伺えます。
不明点があれば、その場でこちらから積極的に聞いてあげれば回答をいただけます。あとから気になったことは、電話やチャットを使って確認していきましょう。
どのホテルも開業から1年程度、細かなところまで回らないと言うのはよくある話です。理想的な体験を求めるなら、開業1年半以上経ってから利用することがおすすめ!
総じて今後の成長に期待を感じるご対応を頂きながら客室へと向かいます。
リッツカールトン福岡 エレベーターを乗換えて客室フロアへ
客室階のエレベーターは18階から24階までの専用になっており、客室カードキーをかざして利用できます。
必ず1階のエレベーターから18階で乗り換えて客室に向かうことになります。
エレベーターの場所は、向かい合わせになっていますが、必ずフロントデスクの前を通るのでセキュリティ面で安心です。
客室階はエレベーターを中心に1周回遊できるように通路が続きます。
案内サインもあるのですが、さりげなくおごそかな表示になっています。
チェックインのときに、客室まで案内してもらえるので安心です。
壁のように思てしまいますが、よく見ると客室の扉になっています。
入り口が隣合う客室は、コネクティングルームとしても使えるつくりになっていました。
お部屋に入ると手前にウェットエリアがあり、奥にベッドルームがつづきます。
リッツカールトン福岡 絶景の博多湾ベイビュールーム
部屋に入ると同時にロールカーテンが上がる瞬間は何回経験してワクワクする楽しいひととき。
窓の先に広がる、博多湾の絶景が出迎えます。
夜になると都市高速がまるでレインボーブリッジを思わせる、きらびやかなネオンに変貌を遂げてくれます。
お部屋の広さに驚き、開放感ある眺望に魅了される。
従来の博多では味わえなかった、新しい魅力に気づきます。
ソファに腰掛け外を眺めると、気づけばあっという間に時間が過ぎていきます。
6月らしい空模様ですが、開放感ある博多湾が一望できます。
晴れの日には、博多湾に沈む夕日を望むことができますが、それは次に滞在するときの楽しみです。
左に、福岡ドーム、福岡タワーの名所があります。
右に、博多港へ入港するクイーンビートル、右上に小さく福岡空港を行交う飛行機が伺えます。
晴れていれば、一面がオレンジ色に染まる夕日になります。
今回は、少しだけ夕日を伺えましたが、梅雨らしい変わりゆく雲の様子も、ついつい見入ってしまいました。
夜になると、港湾や都市高速のネオンが程よく彩りを添えてくれます。
博多湾に面して、とても開放感ある眺望が魅力になります。
ベッドから外を眺めると、空と海が地平線まで広がりを感じることができます。
リッツカールトン福岡 海も見渡せるウェットエリア
ウェットエリアは、入り口の横にあります。
ダブルシンクが左右対称に並び、コンパクトながら機能的なレイアウトです。
シンク下の袋にドライヤーがあります。
なんと「レプロナイザー 27D Plus」です!
とっても良いドライヤーですね。
ダブルシンクの向かいには、ドレッサーもあります。
すごく気づかいを感じられて良いですね。
引き出しのなかにアメニティーが入っています。
バスルームは、シースルーになっています。
ベッドルームから間仕切りを閉めることができ、ウェットルーム出入口も同様に間仕切りを閉めてプライバシーを保つこともできます。
大きなバスタブに注目しますが、よく見ると中央床面に円形で十字の印があります。
十字の中央がレインシャワーの中央になっていて、とってもシャワーが浴びやすくなっていました。
バスアメニティは、Diptyque(ディプティック)のPhilosykos(フィロシコス)になります。
世界中のザ・リッツ・カールトン共通で、フィロシコスが使われています。以前は個別梱包でしたが、今は環境に配慮して繰り返し利用できるボトルタイプが設置されています。
バスタブに浸かりながら、博多湾を望めていると、ついつい長湯になってしまうので気をつけましょう。
トイレは客室よりにあります。
広々と落ち着いた空間になっています。
リッツカールトン福岡 コンパクトながら使いやすいクローゼット
入り口の横にクローゼットがあります。
クローゼットは、両引きの扉で開閉できます。
意外にも、姿見鏡がクローゼットのなかに設置されていました。
引き出しを開くと、セキュリティーボックス、ランドリーバッグ、スリッパなどが収められています。
リッツカールトン福岡 広々としたベッドルーム
ベッドルームからウェットエリアまでつながり、とても開放感があります。
夕方にはターンダウンサービスがあり、夜の装いに整えていただけます。
リッツカールトン定番のチョコレートも、ターンダウンと合わせていただけます。
リッツカールトン福岡 地域の特産あふれるミニバー
ベッドの向かいには、テレビ、キャビネットがあります。
キャビネットは、ミニバーになっています。
冷蔵庫に、地域特産のドリンクやアルコール類が揃っています。
無料の水には、ノルダックのろ過水になっていました。
手前にある、茅乃舎のだしスープは嬉しいですね。
和風は魚介のうまみ、洋風は野菜のうまみが凝縮された美味しいスープです。
お茶は、窓際のテーブにあります。
手前のロゴ付きの箱には「季のせ」の最中です。いちごミルクと抹茶小豆の2種類が入っており、福岡の特産品を活かしたお茶菓子が添えられていました。
まとめ
リッツカールトン福岡の「プレミアムルーム博多湾ベイビュー」宿泊記をお伝えしました。
2023年6月開業直後の模様を中心にお届けしました。サービス面では今後に期待する点も多くありますが、天神の利便性と開放感ある眺望をあわせ持つリッツカールトン福岡はおすすめ。
記念日など特別な旅行でリッツカールトン福岡を利用したいと思っている方は、開業1年を過ぎてホテルが落ち着くまで待つことを推奨します。
今すぐ宿泊するなら、ホテル開業直後の模様や今後のホテルが成長していく過程を含め思い出として楽しみたい方はおすすめします。
とても高級なリッツカールトンですが、今はマリオットホテルグループのブランドとなっています。マリオットポイントを貯めることで、ポイント宿泊ができるから気軽に滞在できるようになりました。今回の宿泊もマリオットポイントで宿泊しています。
マリオットポイントは、マリオットアメックスカードを使えば日々のクレカ支払いでポイントを貯められます。日常生活のクレカ利用で、憧れのホテルステイの夢も叶えられます。マリオットアメックスについて、別記事で詳しく解説しているので併せて読んでみてください。
ザ・リッツ・カールトンは日本に6ホテル展開しています。すべてのホテルがマリオットグループに所属しています。各リッツカールトンについて詳しくはこちらの記事がおすすめです。
ホテル宿泊記を楽しみたい方はこちらの記事も合わせて読んでみてください。
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部屋数:1室
広さ:188㎡
部屋数:1室
広さ:132㎡
部屋数:10室
広さ:87㎡
部屋数:キング6室、ツイン2室
広さ:75㎡
部屋数:キング4室、ツイン5室
広さ:50㎡
部屋数:キング12室、ツイン8室
広さ:50㎡
部屋数:キング17室、ツイン21室
広さ:50㎡
部屋数:キング16室
広さ:50㎡
部屋数:キング32室、ツイン32室
広さ:50㎡